山猫軒を1人じめ

昨日は、仕事をお休みして、豊橋市の山猫軒でランチしてきました。

春から続いていた仕事が山を越え、なんとか金曜日に休みがとれそうだと分かり、前日の木曜日に「明日、お休みをもらっていいですか?」と上司に聞いたら、渋い顔。僕の職場は4人で働いているのですが、なんと、4人のうち3人が「明日、休みたい」と思っていました!わあ、ビックリ!

一瞬焦りましたが、なんとか3人の休みを調整して、無事に山猫軒へ行くことができたのでした。あ~、やばかった。
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相変わらず、雑然とした店内。
でも、ここから 魔法のように、おいしい料理が出てくるのだ。

この日は、他にお客さんがいなくて、僕1人。
伊藤劇場@山猫軒を貸し切りです。これは、かなり贅沢だ~
この日出てきた料理全15品を順番にご紹介します。
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この日は、車だったので、ガス入りの水で。
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水牛のモッツアレラ
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同じく水牛のモッツアレラと、小麦の風味が強い山猫パンとバジルペースト。これがめちゃめちゃ合う!完成されたおいしさ!
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鶏レバーペースト入り
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ホワイトアスパラとラクレットチーズ
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パンが続きます。口直しにと、ブルスケッタ
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このゴルゴンゾーラが、めちゃうまい!すごく素直なおいしさ。
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笹の葉で包んだ、中華ちまき
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10年ものの老酒で戻した貝柱入り。お米は古代米。葉の香りが素晴らしい。味も、もちろんうまい。
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ピスタチオオイル。実は初めていただきました。ピスタチオのいい香り!
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タスマニアサーモン。あ、脂が・・・口の中でとろける~(悶絶!)
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海老と湯葉の味噌仕立て。伊藤さんは、味噌が濃いめとおっしゃっていたけど、我が家の味噌汁の方がはるかに濃くて、気にならず(笑)
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ウニの冷製パスタ。山猫軒の定番メニューの1つ。僕も大好き!
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メダイのホッリート(ホッリートはアクアパッツアの原型とのこと)。このメダイはブリのように脂が乗ってる!うまし!
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蓮の葉の中華チマキ
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豚のスープで煮込んだ古代米と、ほぐしたトンポーロー。蓮の葉の香りと、トンポーローがいい相性。
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出ました!!!本日のメイン、子羊のスモーク!桜のチップでいぶした子羊ちゃんは・・・うますぎて、も~ため息しか出ません!何を言っても、表現しようとした瞬間に陳腐なものになってしまう気がする。これは是非、実際に食べて欲しい。
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ダメ押し(笑)
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これがデザート。パンに乗っている白いものは、すごく珍しい、水牛のバターをスライスしたもの。オレンジ色は、夏みかんのマーマレード。このバターは、すごく素直なおいしさ。さらっと食べられる。食べたい方は、今月中に山猫軒へGO!(笑)

お値段は、この内容で5000円でした。
山猫軒で食事をしたのは、実は結構久しぶり。
1年半ぶりくらいじゃないだろうか?

伊藤さんに、「最近、あまり量が食べられなくなってきたんですよ~」という話をしていたんだけど、このお店の料理は、胃が気持ちよく刺激されて、どんどん食べられちゃう。不快な刺激がまるでないのだ。今、食事をしてから、丸1日経ってこの記事を書いているけど、たくさん食べたのに、胃が全く重くない。むしろ、胃腸の調子がいい。これはこのお店の特徴だなあ。




ここから先は、伊藤さんから聞いた山猫軒の料理についてと、僕が思ったこと。

伊藤さんが言うには、料理は、3つの段階を経て、変化している。
最初に、「生きていくための料理」が生まれ、
それが、「楽しむための料理」に変化し、
さらに、「売るための料理」に変わっている。

段階が変化するたびに、同じ料理でも、調理法が大きく変わっている。
ちなみに現在のほとんどの料理は、「売るための料理」で作られている。

売るための料理は、できるだけ早く、均一の味を提供する必要があり、健康面などはなおざりになってしまった。そのため、山猫軒では「売るための料理」以前の段階の調理法で、料理を提供している。これが山猫軒の「温故知料理」とのこと。


ここからは、僕の考え(想像も含む)だけど、
現在の「売るための料理」は、分かりやすい料理とも言えるのかもしれない。

世の中全体の風潮も、「とってりばやくて、効果があるもの」「分かりやすいもの」「はっきりと比較ができるもの」が、いいことのように、もてはやされている。

しかし、そればかりでは、人間にとって大切な、「感じること」が育たない。
これは僕がよく読んでいるブログの受け売りだけど、人と人の違いは、主に「感覚の違い」によって生まれてくる。感覚の違いが「考え方の違い」や「行動の違い」を生み、「趣味の違い」になる。「感じること」は人間にとって、最も大切で、基本となるものです。

しかし、それはすぐに育つものでも、結果が出るものでもない。だから、現在ではなおざりにされがちです。また、「なんとなしに感じられるもの」は、時として、気のせいかも?と思ったり、(頭の中にある世の中の常識と照らし合わせて)表現することがはばかられたりする。さらに、その良さは「分かりやすいもの」とは違い、他人に伝えるにも、相当の時間がかかります。


このお店の良さも、僕は同じだと思うのです。
「売るための料理」ばかりの現在では、決して「分かりやすいもの」ではないかもしれません。
しかし僕が思うに、決して「亡くしてはいけないもの」が、多分に含まれていると思います。なかなか分かりづらいかもしれません。でも“何かを感じに”是非足を運んで欲しいお店です。それが感じられると、ますます、このお店での食事が楽しくなると思います。
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by m-umaimon | 2010-06-19 10:54 | 豊橋市